◎ヤマ(山)をみつける
クラシック音楽は楽譜に書かれていることをこなせば曲として成り立つものですが、それ以外にも、記載されていない部分というものがあります。なぜ記載されないかと申しますと、一般的に常識とされていたり、演奏者に任される部分があったりと、自分なりに解釈しなくてはならないということです。
アマチュアでも自分で解釈したほうがよいことがいくつかありますが、ここでは曲のヤマ(山)とタニ(谷)、または上り下りについて説明します。
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@ 短い区間のなかで音型のパターンからヤマを推測する。
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一般的に、音型は上昇しきったところ(頂点)がヤマと推測できますが、文字やダイナミクスの記号が加わると条件によって変化してきます。曲を最後まで歌ってみるとどこがヤマかはっきりわかると思いますが、譜面から判断するには以下の条件を総合していくしかないようです。
・ フレーズが終わっていると推定できる部分
(短い音符が続いている部分がある小節で急に長い音符になったことなど)
・ 曲の盛り上がった地点
(音型が上昇した部分、サビの部分)
・ クレッシェンド、デクレッシェンドの終了地点
・ フォルテやピアノなどの発想記号がある部分 |
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A 曲全体からヤマを推測する。
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見分け方は@と同様です。みなさんが知っているような歌謡曲、童謡などの曲が分かりやすいと思います。
とにかく楽器を演奏していない状態で、譜面を読まないと身につきませんので、楽器の練習時間以外にも実践してみてください。
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